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筋ジストロフィーやロボットスーツHALの話、車椅子での旅行など・・Let's Go! My Dream will come true!!

神経難病の呼吸器リハビリテーション

私は、約10年前に筋疾患の専門病院を受診するようになってから、呼吸器検査を受け始めました。(私は3歳のときに筋ジストロフィー 肢帯型の診断を受けました)

ここ10年横ばいですが、肺活量は普通の人(同じ年齢、性別、身長体重での基準)の6割程度です。人工呼吸器は使っていません。今のところ経過観察でOKと言われてますが、何かしらリハビリができたら、と思って理学療法士さんに相談しました。LICトレーナーという機器を紹介してもらい、主治医にも確認して、今年の6月からLICトレーニングをしています。(LICの利用には主治医のOKが必要です)

神経筋疾患の場合は、肺自体の問題というよりも、呼吸筋力の低下が問題になってきます。徐々に筋力が弱っていくなかで、胸のあたりの筋肉が動きにくくなって、深呼吸がしにくくなるといったのは私も実感しています。

でも、リハビリってどうすればいいの?という感じの人が多いのでは、と思います。

この度、私がいつもお世話になっている、国立精神神経医療研究センター病院の理学療法士が寄本先生が、この度、専門職向けにDVDを製作して、販売を開始したので、ご紹介します!

www.japanlaim.co.jp

神経難病患者における呼吸障害は呼吸筋力の低下による拘束性換気障害であり、閉塞性換気障害とは異なる呼吸理学療法が必要となります。
また、神経難病においては、QOL向上のために多専門職種や在宅支援が連携して包括的にケアをしていくことが重要です。

このブログを御覧になるのは患者さんが多いかな、と思うのですが、地元のかかりつけ医はじめ、チーム医療の質を高めていくのに、こういうDVDが役に立つと思い、ご紹介しました。患者さんから、こういうのがあるって地域の先生たちに伝えることも大切と思います。

4本目の臨床シミュレーションのビデオは、寄本先生が行った試写会にて拝見しました。とてもわかりやすく、チーム医療や呼吸器リハビリについて、コンパクトにまとまっています。あとの3本は講義形式になっているとのことです。

専門病院と出会う前は、リハビリにかかわったことがなかった私ですが、ここ数年は積極的にリハビリを行っています。ロボットスーツHAL、LICトレーナーなど、最新の機器の進化は素晴らしいです。ストレッチなどに加えて、機器を活用したリハビリを今後も積極的にできれば、と思っています。