パラダイムシフトを実感
以前、別の病気を抱える友人と話をしたとき、「治療とかそういったことができるなら、どこにでも行く」という話になった。
アメリカでも仕事休んででも行くよねって。
福祉の勉強のなかでナラティブアプローチを勉強して、なるほど自分は超楽観的に病気の自分をポジティブにとらえたストーリーを作り上げられたんだって感じた。
病気が治るかどうかとか、治った方がよいとは思うけれど、今の自分のストーリーは「病気の自分だからこうしてがんばれてる」ということになってるので、急に治ると言われたら逆にとまどうかもしれない。
でもやっぱり進行をおさえたりできるなら、やれることはやりたいって思う。
それを実現できそうな手段の一つがロボットスーツHAL。
これを使ったからといって一気に治るとかそういったことはないけれど、ドイツではすでに労災の保険が使えるようになり、アメリカでも認められたりして、ロボットスーツが今後のリハビリを変えていくのは間違いないと私は信じている。
日本はまだまだ基盤が整っていない。HALでのリハビリに関して言えば、こうしたらいいっていうのは試行錯誤段階。
でも、薬事法が改正されたりして、確実に基盤は整い始めている。
現状ではロボットスーツを一番身近に、かつ定期的に、そして自分の希望のトレーニングを伝えながら使えるのはロボケアセンターかもしれないけれど、数年後にはいろんな病院で使えるようになるだろう(なってほしい)
実現されたら、世界が変わる。パラダイムシフトが起こる。
パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。
治療はないですよ、リハビリは疲れない程度にね、無理はしちゃダメですよ。
という実現するのが難しい説明を筋疾患患者はされるのだけど、疲れない程度に無理せず、翌日痛みがでないけど足を動かせるのがHAL。すごいと思う。
治すことはできなくても、進行をゆっくりにしたりできれば・・・
そして科学技術の発展で、今までにない何かが実現できたら・・・
この時代に生きることができて、楽しいと思う。できあがった世界にいるのは便利だけど、世界を作り上げるのはもっと楽しい。
試験が終わったらやりたいことがたくさんある。こんなブログ書いてる合間に勉強しろよって感じだけど、書き留めておきたかったので。